安全週間実施朝礼

7月1日(木)

令和3年度 全国安全週間の実施に伴い、全社員及び協力会社を対象とした朝礼を行いました。

1.社長による所信表明

令和2年度の全産業の労働災害による死亡者数は3年連続で過去最少となっており、建設業でも3年連続で減少しています。
こうした結果は、労働意識の向上によって、危険作業への対策が少しずつ強化されているということです。
しかし、建設業においての「三大災害」である「墜落・転落」「建設機械による挟まれ」「倒壊・崩壊」の中で、昨年も「墜落・転落」が最多で、死亡者・死傷者数の割合は全体の30%を超えています。
起因物別では「はしご等」が30%を占め、続いて「足場」が14%となっており、高所作業や脚立、はしごを使った仕事に従事している当社にとっては決して他人事ではありません。
重大災害へ繋がる危険は、日々の作業の中にも潜んでいることを忘れず、決められた手順を守り、無理のない作業を心掛け、労働災害の撲滅を目指しましょう。

2.安全衛生委員会 吉田正美委員長より一言

安全週間は、「職場での安全に対する意識を高め、安全を維持する活動」を目的としています。
この安全週間中だけでなく、1ヶ月、1年と持続させ、積極的に安全活動に取り組み、安全意識を高めて無事故無災害としましょう。
また、今年はマスク着用での仕事となりますので、熱中症には特に注意してください。

3.鈴木管理室長による安全衛生講話

令和3年度 全国安全週間のスローガンは「持続可能な安全管理 未来へつなぐ安全職場」となっています。
全国安全週間は昭和3年に初めて実施されて以来、「人命尊重」という基本理念の下、一度も中断することなく続けられ今年で94回目を迎えます。
建設業は人々の安全・安心な暮らしを守るという重要な役割を担っている一方で、技術者・技能労働者の不足、高齢化、外国人労働者の増加等の様々な現場対応、長時間労働やメンタルヘルス不調による健康リスクの増大、熱中症の増加など多くの問題を抱えています。
このような問題を改善する為、墜落・転落災害撲滅に向けた取組をはじめ、建設業労働安全衛生マネジメントシステムの積極的な導入などが推進されています。

安全週間に実施する事項は
①安全意識の高揚
②安全活動の実施
③安全衛生教育・訓練等の実施
④「安全の日」の設定のほか、本週間にふさわしい行事の実施
となります。

全国安全週間に行う安全衛生管理活動について、会社独自の行事計画表を作成します。
期間中はこの計画表に沿って実施していきます。

全国安全週間の期間は7/1~7/7の7日間ですが、期間終了後も安全衛生管理活動に積極的に取り組み、安全な職場環境の継続を目指していきたいと思います。