講演会及び忘年会の実施①

12月21日(土)

株式会社いわきデイクルーズ 代表取締役 鈴木秀夫様ご夫妻、いわき消防本部 総務課 参事兼総務課長 大平公規様、いわき市消防団 第4支団 支団長 丹野正彦様をお招きし講演会を行いました。

1.株式会社いわきデイクルーズ 代表取締役 鈴木秀夫様

今年の9月に遊覧船事業に幕を引いたいわきデイクルーズ。
いわきのまちを元気にしたい、この海で何か町おこしはできないだろうかという強い思いから始まりました。
漁業が盛んだった小名浜で始めた遊覧船事業、当初は中々浸透せず、客足は伸び悩んでいました。
ですが、営業の弛まぬ努力が実を結び、少しずつ観光客を増やしていきました。
その後、いわき・ら・ら・みゅうやアクアマリンふくしまなどが建ち、「みなとオアシス」10選の第2位に選ばれるほどの観光地になりました。
小名浜観光の先駆けとして、いわきデイクルーズは小名浜に、いわきにたくさんの元気をくれました。
鈴木様は、遊覧船事業を行うにあたり、安全運航はもちろんのこと、まずは健康であることが大事なのだと仰っていました。

 

2.いわき市消防団 第4支団 支団長 丹野正彦様

消防団は1市1団(7支団47分団327班)で構成されます。
1~7支団にはそれぞれ担当地区が決められており、丹野様が支団長を務める第4支団は、常磐・遠野地区を担当されています。

消防団に所属する方々は、本業を持ちながら「自分たちのまちは自分たちで守る」という精神に基づいて地域の安全と安心を守るために活躍される、言わば地域防災の要です。
消防団員の定数は全体で3800人、現在は残念ながら400人以上不足しているのだそうです。
消防団は地域における消防力・防災力の向上において重要な役割を担っています。
自分の住む地域の役に立ちたいという考えを少しでも持っている人は、入団されてはいかがでしょうか。

 

3.いわき消防本部 総務課 参事兼総務課長 大平公規様

いわき市消防本部は、5署1分署7分造所で構成され、ポンプ車や救急車、はしご車などの消防車両を82台配備しているそうです。
台風19号の時などには救助ヘリを派遣するなど、被災者の救助などに尽力してくださいました。
今回のご講演では、特に被害の酷かった平・平窪地区を中心とした被害状況を写した写真を見せていただきました。
川の氾濫など、スマートフォンに送られてくる災害情報には文章しかありません。
被害にあった地域の実際の写真を見ると、川と地面の境目は曖昧になり、文字だけでは分からなかった凄惨さが伝わってきました。
台風19号の爪痕が残るうちに、10月25日の大雨に襲われたいわきですが、避難勧告が出された地域では、逃げない人も多いのだそうです。
事前に避難場所を調べ、警戒レベル4や5に上がる前に避難できるように準備しておくのが今できる最善策なのだと思います。

短い時間ではありましたが、有意義な時間を過ごすことが出来ました。

この度はお忙しい中ご講演をいただきました鈴木様ご夫妻並びに大平様、丹野様、誠にありがとうございました。