11月19日(土)
全社員及び協力会社を対象とした、消防訓練を実施しました。
毎年、同時期に行っている消防訓練。
今回は、工場中央での火災発生を想定した訓練を行いました。
火事の発見から大声での周知、消火器による初期消火作業を行い、防火管理者に火災発生場所の報告を行った後、防火管理者から各担当者に通報・放水消火・避難誘導・負傷者救護指示が出されました。
まず、住所や火災発生場所、負傷者の有無などを消防署へ正しく伝える為の通報訓練を行い、同時に、火災の発生を知らせる場内アナウンスを行いました。
火災発生場所である工場中央では、屋内消火栓での放水による消火訓練が行われました。
3人1組となり、ホースが途中で折れていたりしないか注意しながら火元に見立てた的目掛けて放水を開始。
鎮火を確認した後、放水中止の合図を送り消火が完了しました。
消火訓練が行われると同時に、事務所や工場等場内にいる社員及び協力会社社員の避難が行われました。
建物内に人が取り残された人がいないか、確認・呼びかけをしながら、皆、駆け足で指定避難場所へ移動しました。
協力し合い、迅速に避難することができたと思います。
今回の訓練について、防火管理者の滝波常務より、通報・消火・避難誘導において当初の目的を達成でき、概ね良好と講評を頂きました。
「備えあれば憂いなし」「災害は忘れたころにやってくる」ということがあるので、必要な時に使うことができるよう、消火器など日頃から場所を確認しておくようにとのお言葉も頂きました。
続いて、消火器を用いた消火訓練を行いました。
本来の消火器の噴射時間は約15秒ですが、今回使用した訓練用の水消火器は約25秒間水を噴射します。
使用方法の説明の後、5人ずつ、3回に分けて消火訓練を行いました。
安全ピンを引き抜いてからホースを外し、先端のノズルを持って火元に見立てた的へ水を噴出させます。
この時、必ず出火箇所の風上から行うようにし、手前から掃くように左右にホースを動かしながら消火していきます。
最後に社長から、1月から6月に起きた火災の原因についての話がありました。
最も多いのは焚火、2番目に多いのは放火(放火の疑いを含む)となり、タバコの燃え残り等による火災を上回っているのだそうです。
放火被害にあった建物の周りは散らかっていたり、鍵をかけ忘れていたりすることが多く、被害にあわないために整理整頓や物置などの鍵のかけ忘れに注意するようにと話がありました。
火災を起こさない、起こさせないよう、火元の不始末の確認はもちろん、自宅や物置など建物周辺の整理整頓など日頃から心掛けるようにし、いざという時の為に消火器の使い方や置き場所を把握しておくようにしたいと思います。
参加された社員と協力会社の皆様、お疲れ様でした。