防災講話の開催

12月11日 (金)

密を避けるため社員のみを対象とし、感染防止対策を徹底したうえで防災講話を開催致しました。

足踏み式アルコール消毒液スタンドの設置・使用や、非接触型体温測定器による体温測定、マスクの配布・着用、窓を開けて換気をするなどの感染防止対策を行い、ソーシャルディスタンスを保つため、1階と2階をリモートでつないでの開催となりました。

いわき市消防本部 小名浜消防署 消防司令 主任主査兼警防第二係長
鈴木 正仁 様 を講師としてお招きしました。

講演テーマ
『火災をおこさないために、そして、命を守るために』

まず、事故事例を基にどのようなヒューマンエラーがあるのかを教えて頂きました。
事故の要因は様々ですが、ヒューマンエラーによるものが多くの割合を占めているのだそうです。
ヒューマンエラーは大きく、
・いとも簡単に間違いやミスをする
・記憶はあやふやである
・省略や手抜きをする
・知識がなくても無意識に行動する
・よく思い込みをする
・自分が思っているほど相手を理解していない
といった種類に分けられ、熟練の人も、経験の浅い人も関係なくおこしてしまう可能性があります。
know-why教育を徹底することによってヒューマンエラーは確実に減らすことができます。

必ず行わなければならない作業を、なぜ行うのか理解していなければ意味がありません。
指導に当たる経験者は、なぜこの作業が必要なのか、この作業をしなければどうなってしまうのかなど、マニュアルの背景にある意味をしっかりと伝えることが重要になります。
人は必ずミスをするものであると常に念頭に置いて、作業に当たることを心掛けていきたいです。

火災が起こってしまった家のほとんどは、整理整頓があまりされておらず、乱雑になっていることが多いそうです。
火災をおこさないためにも、身の回りを整理整頓しておくことが大事です。
整理整頓の他にも、長時間使わない電子機器のコンセントは抜いておいたり、こたつやファンヒーターなどの防寒器具の近くに物を置かないなど、普段の生活を少し変えるだけで火災予防につながります。

これからもっと寒さが厳しくなり、防寒器具を使用する頻度が高くなるかと思います。
ファンヒーターやストーブで洗濯物を乾かしたりせず、外出したり長時間離れる時は点けっぱなしにしないなど、火災をおこさないよう身近なことから意識して生活していきたいと思います。

鈴木様、この度はお忙しい中ご講話頂き、誠にありがとうございました。