社員研修会の実施

9月20日(金)~21日(土)にかけて
社員研修会を行いました。

研修1日目

鋼板やパイプなどの鉄鋼製品がどのように作られているのか、理解を深めるために『日本製鉄 君津製鉄所』を見学させていただきました。
国内トップクラスの品質・設備・生産量を誇る君津製鉄所は、東京ドーム約220個分という広大な敷地面積を有しており、敷地内には一般の道路と同じように信号機も設置されていました。

君津製鉄所で唯一撮影可能な、世界最大規模を誇る『第四高炉』。
他の高炉と比べても圧巻の大きさで、煙突の最上部の高さは122mもあるのだそうです。

高炉の中では鋼になる前の銑鉄を取り出す工程が行われおり、炉内温度は2000℃以上という高温状態となっています。

高炉で出銑された銑鉄は、ラグビーボールのような形のトーピードカーという特殊な貨車で、不純物を取り除いて鋼(溶鋼)をつくる製鋼工場へ運ばれます。
高温の溶銑を運んでいるため、トーピードカーの上部から陽炎が立ち上り、バスですれ違った際には窓越しに熱気が伝わってくるほどでした。

運ばれた鋼を特定の大きさに固める工程では、約1600℃の溶けた状態の鋼を鋳型に連続的に流し込み外側から冷やしながらロールで引き抜いて必要な大きさに切断します。どの製品を作るかに応じて「スラブ」「ブルーム」「ビレット」の3種類に作り分けられるのだそうです。

スラブでつくる製品を製造する工場のひとつとして、厚板工場があります。
加熱した状態で圧延し最大板厚200㎜までの鋼板が製造されています。
水で温度調整をしながらスラブを圧延していくのですが、その際に出る水蒸気の量は凄まじく、離れていてもかなりの熱が伝わってきました。

工場見学を終え、しっかりと理解を深めることができたかテストをすることになりました。
答案用紙を確認すると、手を止めることなく書き込む人がほとんどでした。

今回の見学を通し、高品質な製品を作ることへの並々ならぬ熱意を感じました。
私達も、今まで以上によりよい仕事ができるように努力していきたいです。

日本製鉄 君津製鉄所の皆様、本当にありがとうございました。

日本製鉄を後にし、宿泊先のホテルへ向かいます。
宿泊したホテルは『龍宮城スパホテル三日月 富士見亭』です。
到着後は部屋でくつろいだり、温泉を堪能したりなど各々自由に過ごしていました。

19時から宴会が始まりました。
魚介類を中心とした豪華な食事が並びます。
乾杯のあいさつで始まり、新入社員の自己紹介なども行いました。

程よく酔いが回ってきたころ、班対抗カラオケ大会が始まりました。
全11班から1人ずつ選出し、点数を競います。

優勝したのは、89点という高得点を出した小野治さん。
小野さんには優勝賞品として、豪華賞品が授与されました。

 

研修2日目

成田山新勝寺にて護摩焚きに参加し、安全祈願をしてきました。

全国から多くの参拝客が訪れる成田山新勝寺、護摩焚きをしている堂内もほぼ満員の状態でした。
壇上で燃え上がる火は御本尊である不動明王の智慧を、薪である護摩木は煩悩を表しています。
祈祷が始まってからしばらくすると、参拝客が手荷物を僧侶へと手渡していきます。
これは御火加持と呼ばれ、大切なものを御護摩の火にあてることでご利益を頂けるのだそうです。

護摩焚きを終え、次に座禅の体験をさせていただきました。


体験したのは密教座禅作法、数息観(すそくかん)といわれる座禅です。
特殊な合掌の仕方や起立した状態での三礼、座禅をする際の姿勢の整え方など、作法のひとつひとつが奥深いものでした。
目を閉じて息を深く長くはき、この際に1~10数えます。
足音や椅子の軋む音など、普段はあまり気に留めないような音が鮮明に聞こえました。

次に2名のガイドによる境内の散策をしました。
成田山新勝寺の境内はとても広く、巡拝コースをまわるだけでも約1時間はかかります。
今回の散策時間はあまり長くありませんでしたが、ベテランガイドさんのおかげで、しっかりと見どころをおさえた有意義な散策となりました。
 

最後に向かったのは、あみプレミアム・アウトレット。
アメリカ風の建物がプチ海外旅行感を演出してくれます。
高速道路の出口から本当にすぐのところにあるので少し驚きです。

アウトレットに着くと、各自ショッピングへ。
土曜日ということもあり、多くの人でにぎわっていました。

ベンチに座りのんびりとしてから戻ってくる人や、大きな袋を持ってご機嫌な様子でバスに戻ってくる人も見られました。
それぞれの楽しみ方でアウトレットを満喫していました。

行き帰りの車内では、今後仕事をしていく上での心構えや、自分の仕事とどのように向き合っていくかなどを学ぶDVD観賞を行いました。
視聴した4本のDVDはそれぞれ異なった題材ではありましたが、どれも強く心を打たれました。

この2日間で多くのことを学び、更なる親交を深めることができたと思います。皆さん、2日間の研修お疲れ様でした。